絨毯にいるダニって掃除機じゃとれないってホント?
温度・湿度ともに上昇する春から夏にかけて増殖しやすいダニ。
絨毯1畳あたりに、約14,000匹のダニがいるとも言われています。
ダニに噛まれるのも問題ですが、ダニの死骸やフンも、ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こす原因に。
ダニ退治というと、掃除機で吸う方法が一般的ですが・・・
実は、掃除機で吸えるのは、死骸だけ!
生きているダニは掃除機では吸えていなかったのです!
ダニを気にせず、快適に絨毯やカーペットで過ごすために、効果的なダニ退治方法を調べてみました。
どうして掃除機じゃダメなの?
日常のダニ対策といえば、掃除機をかけることをイメージをしてしまいますが・・・
なんと生きているダニは、絨毯やラグ、カーペットの繊維にしがみついて、掃除機の吸引に耐えることができるという研究結果が発表されました。
出典:アース製薬ホームページ
http://www.danny.press/data/7/
では、掃除機は意味がないのでしょうか?
そんなことはありません。
掃除機は、このダニの餌となるフケや食物の食べ残し、ダニのフンや死骸を除去するのに役立つ、ダニを増やさないために必要な対策。
生きているダニは条件があえば、10週間で300倍にも繁殖できると言われています。
つまり、生きているダニを攻略しなくては、本当のダニ退治とは言えなかったのです。
生きているダニの駆除方法
掃除機では駆除できない生きたダニ。
でも、そんなダニにも弱点がありました!
『50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅』します。
死滅させ、ダニの死骸として掃除機で駆除すればいいのです。
他には、バルサンやアースレッドなどの燻煙タイプ、スプレータイプの防ダニ殺虫剤によって死滅させる方法も。
ただ、ペットを飼っている方や赤ちゃんがいる方は、殺虫剤を使うことに抵抗があるかもしれませんね。
熱によるダニ退治方法としては、スチームアイロン・布団乾燥機を使うこともできますが、絨毯の素材によっては温度変化で毛がとけたり、絨毯に使われている接着剤の成分が劣化したりする可能性もあるため、その場合は適切な温度管理が必要です。
確実にダニ退治するための3つのステップ
ダニを完全に退治するには、「生きたダニ」を死滅させ、「ダニの死骸・フン」として除去し、その後はダニを増やさない対策をしていきます。
ステップ①生きたダニを死滅させる
▲生きているダニを50℃以上の熱や殺虫スプレーを使って死滅させます。
ステップ②ダニの死骸を一掃する
▲死んでしまったダニは掃除機で吸ってしまいましょう。
表裏それぞれ1㎡あたり20秒間かけることでダニの死骸やフンをしっかり取り除くことが出来ます。
毛足が長い絨毯は丁寧にいろんな方向から掃除機をかけます。
絨毯の丸洗いも、ダニの死骸、ダニの餌となるとハウスダストやフケ、食べ残しのカスなどを取り除くことができるので効果的です。
ステップ③ダニが繁殖しにくい環境を作る
ダニ除去を継続的に行いながら、ダニが繁殖しにくい環境を作るのが大事です。
湿度55%を超えるとダニは活発に増殖するので、乾燥も意識しましょう。
ダニの寿命は2~3ヶ月ですが、1匹につき1日1個の卵を産みます。
繁殖条件がそろえば、1組のつがいから始まって、2ヵ月後には約3,000匹、さらに4ヵ月後には約450万匹…というように爆発的な増え方をします。
生きているダニの駆除をしつつ、新たなダニが増えるサイクルも止めるには卵の駆除もしなくてはなりません。
また、ダニは絨毯やカーペットだけでなく布団や、クッション、ソファ、あらゆるところに生息しているため、なかなか根絶させることはできません。
駆除しきれなかったダニが毎日卵を産み、毎日卵から孵化すると考えると、ダニとの戦いは長期戦。
既にかなりの数のダニが繁殖してしまった場合や、ダニのいる絨毯を一旦リセットしたいと思うなら、クリーニングに出すといいでしょう。
ダニの卵は水洗いで洗い流されることがわかっていますし、なにより50℃以上で乾燥することはダニの駆除の一番の方法ですから、クリーニングはダニ退治に効果的です。
絨毯の丸洗いや防ダニ加工で、徹底的なダニ退治!
毛足の長い絨毯や大きなカーペットに防ダニ殺虫剤やスチームアイロンをかけたり、掃除機を念入りにかけたり・・・ダニを完全に退治するとなると、なかなか時間と労力がかかるものです。
ダニ駆除のためとは言っても、殺虫剤を使った絨毯で、小さなお子様やペットが過ごすとなると心配ですよね。
徹底的にダニ退治をしたいなら、ダニを除去しつつ、ハウスダストやダニの卵、汚れも一緒に洗いながすことができるクリーニングがおすすめ。
ご依頼から約5週間後には、ダニやダニアレルゲンが除去された絨毯・カーペットが届くので簡単です。
季節の変わり目や、引越しのタイミングなど、思い切って絨毯やカーペットをクリーニングしてみると、その気持ち良さがわかっていただけると思います。
デアでは、残留しやすい合成洗剤は使いません。
肌に優しい天然せっけんと絨毯専用洗浄機バルチャーを使って、絨毯やラグ、カーペットを起毛させながらダニやハウスダストをかきだし、洗浄します。
そして洗浄後の絨毯・カーペットは機械に入れ、すすぎと脱水。
大量の水を使うことで、絨毯に残ったダニやハウスダストもしっかり取り除くことができます。
脱水後は絨毯やラグを専用の乾燥機で干します。
素材にあわせて、適温(60~90℃)の乾燥室で乾燥させるので、生きたダニが残っていたとしても、死滅するので安心。
乾燥後の仕上げでは、掃除機やパイルブラシをかけます。
一般家庭では馴染みのないパイルブラシという道具。
大型ブラシの力でパイル(毛足)を起毛させつつ、強力モーターの力で毛の根元に残った細かいダストまでしっかり回収、ダニの死骸やハウスダストも残しません。
追加料金(500円/㎡~)で防ダニ加工もできます。
また、クリーニング後の絨毯・カーペット・ラグを最大6ヶ月まで保管(1枚800円~)できます。
空調設備のあるアパレル倉庫で適切な管理をいたしますので、オフシーズンもダニを気にする必要もありません。
ダニ対策にもクリーニング、ぜひ一度お試しください。