絨毯の選び方。失敗しないための5つのポイント♪
思い切って絨毯を買い替えようと思い立ったものの、自分の家に合う絨毯ってどうやって選べば良いんだろう?と迷ってしまうものです。
ここでは、絨毯の基本的な選び方について、ポイントを5つに絞ってご紹介します!
絨毯選びのポイントは5つ!
絨毯を選ぶときのポイントは5つあります。
1. 敷く場所を決める2. サイズを選ぶ
3. 色と柄を選ぶ
4. 素材を選ぶ
5. 必要な機能を選ぶ
1.敷く場所を決める
買い替えやローテーションならすでに敷き場所は決まっているかと思いますが、敷き場所を考えておくことも大切です。
なぜなら、リビングサイズの絨毯と寝室のベッドサイドに置く絨毯ではサイズや必要な機能が全く異なってしまうから。
どこに敷くための絨毯なのかということをしっかり考えておきましょう。
2.サイズを選ぶ
絨毯を部屋全体に敷きたいのか部分敷きで良いのか、サイズも考えておきましょう。
ワンルームマンションの床をカバーするように敷いたり、リビングの中央に敷くならある程度の大きさが必要です。
あくまでも目安ですが、6畳のスペースに絨毯を敷くなら130cm×185cmや185cm×185cm程度が向いています。
8畳のお部屋なら185cm×240cm、10畳なら200cm×250cmが目安となります。
この大きさでも部屋全体をカバーできるわけではありませんが、テレビやソファーなどの家具も配置されていることを考えると、この程度が目安ということになります。
寝室用の絨毯ならベッドの下にも敷き詰めるのか、ベッドサイドに敷くのかを考えましょう。
例えば6畳の部屋は約255cm×340cm程度になります。畳1枚の大きさは地域によって異なるので正確な広さは変わってきてしまうのですが、ベッドの下にも敷くなら大きめの絨毯が必要になります。
ベッドサイドだけで良いならフロアマットやキッチンマットのような長方形のものでも良いですし、ワンポイントになるようなラグでもお部屋の雰囲気を演出することができます。
3.色と柄を選ぶ
絨毯は大きなインテリアなので、1枚敷くだけでお部屋の雰囲気がガラッと変わります。
ゆったりと落ち着きたいリビングに派手すぎる柄の絨毯を敷いてしまうと疲れやすくなってしまうでしょう。
家具、カーテン、壁紙、ソファーとの相性も考えなければいけません。
子供部屋ならお子さんが小さいうちはお子さん向けの柄やキャラクターの絨毯を一緒に選んで、年齢や成長に合わせて買い替えるなど、ご家族みんなで選べると良いですね。
4.素材を選ぶ
絨毯の素材はウール(羊毛)、シルク(絹)、コットン(綿)、リネン(麻)などの天然素材と、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの化学素材があります。
★ウール(羊毛)絨毯の特徴
ウールは羊毛になります。ウールというとセーターやストールなど冬場によく用いられると思われるかもしれませんが、優れた吸湿性と放湿性があるため夏場でも汗を吸って素早く放出してくれます。サラサラの絨毯を楽しめますよ。
ウールがたくさん使われている密度が高い絨毯は価格も高価になります。
品質表示が「毛100%」となっている場合、ウールではなく他の獣毛の場合もあります。ウール絨毯を購入するならウール100%が保証されているものを選んで下さいね。
★シルク(絹)絨毯の特徴
シルクも動物性素材で私たち人間の組織に近い繊維になります。
肌に優しいため、敏感肌の方や赤ちゃん、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭など、肌触りが優しい絨毯をお探しの方にピッタリです。
ただしシルクはもっとも高価な繊維になりますので、ペルシャ絨毯やシルク織りの中国段通などの高級絨毯にしか使われていません。
ちなみにシルクの段通の場合、職人4人で6畳サイズを織りあげるのになんと約4カ月もかかります。高級絨毯と言われるのも当然ですね。
シルク絨毯の知っておきたいデメリットとしては、汚れてもご家庭で丸洗いはできないことと、日光によって変色すること、収納中に虫食いしやすいことなどがあります。天然繊維なので変質は避けられません。
クリーニングはデア絨毯工房にお任せ下さいね。
⇒デア絨毯工房 絨毯・カーペット・ラグマットクリーニングの工程
★コットン(綿)絨毯の特徴
コットンは綿から作られる植物繊維になります。
夏場にサラッと着られるTシャツや肌着をイメージすると、通気性と肌触りが良いことがわかります。耐久性もありますよ。
コットン100%の絨毯は夏場でもサラサラの触り心地を楽しめますし、見た目の暑苦しさもありません。
コットンのデメリットは縮む可能性があること。コインランドリーで洗う場合は必ず洗濯表示をチェックして、適した方法で洗って下さいね。
★リネン(麻)絨毯の特徴
リネン100%の絨毯はほぼありませんが、綿との混紡の麻混だったり吸水性が必要なお風呂マットなどで用いられることがあります。
独自のシャリ感が心地良くいつでもさっぱりと使えるので、夏用の重苦しくなく快適な絨毯をお探しの際に検討してみて下さい。
麻は水にも強く耐久性も高いのですが、使い込むと毛羽立ちが目立ってしまうかもしれません。
★アクリル
アクリルはウールのような吸湿性と保温性がある化学繊維です。
素足を心地良く包んでくれるようなフワフワの絨毯によく使われています。発色が良いのでさまざまな色に染めることもできます。
強度も強いので耐久性もあり、価格もウールよりも安く、天然繊維にとって心配な虫食いもほぼありません。
デメリットとしてはウールよりも機能・性能が落ちることと、毛の抜けやすさを感じることがあるかもしれません。
★ポリエステル
ポリエステルはとても強度の高い繊維で、絨毯にも多く使われています。摩擦にも耐えられますし、紫外線による変色やダメージも起こりにくいので実用性が高い絨毯になります。
他の繊維との混紡にも向いていて染色もしやすく、洗える絨毯の多くがポリエステル100%で作られています。
出展:ニトリ公式通販 ニトリネット「洗えるアンティーク調の起毛プリントラグ(カメオBL 130X190)」
現在販売されている安価な絨毯の多くがこのポリエステル製と言っても過言ではありません。
★ナイロン
ナイロンの絨毯はご家庭用としては最近はあまり見かけません。
イメージとしては、ホテル、オフィス、映画館、病院などの床に敷き詰めてある絨毯やタイルカーペットのような感じです。
強度が抜群に高く汚れが落ちやすい、速乾性があるなどのメリットがあります。
★ポリプロピレン
軽くて強度が高く丈夫、汚れにくい、保温性もあるポリプロピレンは絨毯によく使われています。しかも安価なのでコスパが良い絨毯を作ることができます。
どちらかというと低コスト重視の絨毯になりますが、飲み物をこぼしてもサッと水拭きするだけである程度汚れが落ちるなど、嬉しい機能を持つ絨毯もあります。
5.必要な機能を選ぶ
絨毯の機能としては、
・撥水加工
・防ダニ加工
・抗菌
・制電
・防音
などがあります。
飲食するダイニングに敷く絨毯やペットがいるご家庭なら撥水性の高い絨毯にする、赤ちゃんがいらっしゃるご家庭なら防ダニ加工、集合住宅で階下への足音を軽減したい場合は防音性が高い絨毯を選ぶなど、必要な機能も考えてみましょう。
コーディネートも大切!
ご紹介したとおり、絨毯を選ぶときにはサイズ、素材、機能なども大切ですが、いちばん大切なことはイメージと言えるかもしれません。
いくら機能性抜群でもお部屋の雰囲気に合わないとがっかりしてしまいますよね。
まずはインテリアとお部屋のイメージにあう絨毯を楽しみながら探してみて(素材にも注目して下さい)、お部屋のサイズにあうかどうかをチェックするという流れでも良いと思います。
ぜひお気に入りの絨毯を見つけて下さいね。