冬用ラグが欲しい!サイズは?メンテナンスは?
いつもデア絨毯工房をご利用いただきましてありがとうございます。
デア絨毯工房では絨毯の保管サービスをご提供させていただいており、たくさんのお客様がご利用下さっています。
毎年10月下旬くらいまでは春先にお預かりした冬用ラグ・絨毯を返却する手続きでドタバタしているのですが、今頃は皆さまのご家庭でフカフカの絨毯が足元を暖めているかな?と思うと、絨毯クリーニングというお仕事にとてもやりがいを感じます。
「絨毯保管サービス」絨毯クリーニングと保管はデア絨毯工房にお任せ!
さて、今回の絨毯コラムでは今年冬用ラグを初めて購入される方、冬用ラグを新調される時にお役立ていただきたい選び方のポイントや注意点をQ &Aでご紹介いたします。
クリーニング屋さんらしく、取り扱いやすさやメンテナンス性について解説していますので、ご覧になってみて下さいね。
目次
冬用ラグの人気のサイズは?
冬用ラグを購入するときに最初に決めておくべきことはサイズです。
例えば6畳のお部屋全体に敷き詰めるなら6畳のラグが必要になりますし、リビングでなるべく床全体に敷くならやはり大きいサイズ必要になります。
しかし、単純にサイズだけで大きいものを選んでしまうと後悔することになるかもしれません。
その理由を解説しますね。
家具の移動が必要になる
6畳の部屋に6畳の冬用ラグを敷く場合、床に置いている家具・家電製品を1度全て移動させて敷き詰める必要があります。
物が少ない部屋で簡単に動かせるなら問題ないかもしれませんが、箪笥、ダイニングテーブルセット、ソファ、テレビ台などを移動させるのはなかなか大変なことです。
ラグが重くなる
当然のことですが、絨毯・ラグは大きくなるほど重くなります。
冬用ラグとなると厚みがあり、パイル(毛足)が密集しているものも多いので、ひとりで持ち運ぶことが難しいものも珍しくありません。
ウールでみっちり織られているギャッベともなると、100cm×100cmでも5kgになることもあります。
お店で購入する場合は実際に持ってみて重さを確認して、ネット購入の場合も可能な限り重さを確認するようにしましょう。
人気のサイズは3畳程度
お部屋の大きさにもよりますが、取り扱いがやりやすく、人気があるサイズは3畳用くらいの大きさになります。
だいたい190cm×230cmが約2.8畳で、200cm×250cmが約3.2畳の大きさです。大人2人でもラグの上で横になることができますね。
ラグを購入する前に敷きたい場所にメジャーを置いてサイズ感を確認しておきましょう。
洗える冬用ラグは便利?
洗えるラグはポリエステルなどの合成繊維で作られています。
洗えるラグそのものは比較的軽く、文字通り水洗いができるので、汚れてもご家庭の洗濯機でサッと洗って快適に・・・と言いたいところなのですが、ラグを洗濯機で洗うのは実はそう簡単ではありません。
洗濯機に入らない問題
ラグそのものは洗える素材であっても、洗濯機に入らなければ家庭で洗うことはできません。
一人暮らしの方であれば、洗濯機のサイズは4kg〜6kg程度だと思いますが、この大きさの洗濯機に入るラグはせいぜい足元にちょこんと敷いておけるくらいの大きさのものになるかと思います。
ちなみに約1畳サイズのラグは100cm×140cmくらいになりますが、このサイズであっても冬用ラグは厚みがあるものも多いので、洗濯機のサイズによっては家庭で洗うのは難しいかもしれません。
重さの問題
水を吸ったラグはかなり重たくなります。毎日のように絨毯・ラグを水洗いしているクリーニング屋さんが言うのですから間違いありません。本当に重いです!!
ラグが洗濯機に入るサイズであったとしても、かさばることと重さから取り出すのはかなり大変かと思いますし、洗濯機からベランダやお庭に持って行って持ち上げて干すのも重労働です。
洗濯機に入らないからと行って、お風呂で手洗いすることは考えない方が良いでしょう。
ラグのサイズにもよりますが、水を含んだラグはほんの少し動かすだけでも腰を痛めるのではないかと思うくらい重いですし、おそらくすすいでもすすいでも泡が出てきてすすぎきれないと思います。
絨毯の素材が洗えるものであっても、必ず家庭の洗濯機で洗えるわけではないということは覚えておく必要があります。
洗えるラグはコインランドリーで洗える?
コインランドリーで洗う場合も同じで、洗濯槽(ドラム)に入るサイズであれば洗うことができます。
注意点としては、ラグの素材によっては乾燥機にかけられないことです。
ラグの裏にゴムや樹脂の滑り止めがついているものは乾燥機にかけることができません。
また、ラグの表面と裏面が接着剤で接着してあるものも乾燥機は不可となります。
せっかくコインランドリーで洗っても、脱水した状態のまだまだ重いラグを抱えて持って帰って自宅で干さないといけない・・・なんてことになってしまったら大変です。
洗えるラグは洗濯表示タグを確認して!
洗濯表示タグはラグの洗い方や乾燥などの取り扱い方法が記載されているタグです。
洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの5つの項目と、メーカーからの注意書きなどが記されています。
洗えるラグには水をはったバケツのようなマークが書かれています。水の中に数字が書かれていたら、それは上限温度を指します。「30」と書かれていたら、30℃以下の水温なら水洗い可能ということになります。
コインランドリーで洗いたいのであれば、乾燥機にかけられると便利です。
洗濯表示タグを確認してタンブル乾燥ができることもチェックしておきましょう。
冬用ラグのその他の注意点は?
ホコリが気になることもある
ラグなどの敷物には、抜け落ちた繊維などのホコリが必ず発生します。
また、ラグの素材によっては髪の毛やペットの毛が絡まりやすいこともあります。
日ごろのメンテナンスは掃除機をかけたり、固く絞ったタオルで水拭きするだけでも大丈夫なのですが、買って敷いたら終わりというわけにはいかず、最低限のお手入れは必要になります。
やはり「洗う」ことが必要
ラグには人の汗、皮脂などの汚れ、食べこぼし、飲みこぼしなどが落ちるので、定期的に丸洗いしなければ衛生的に問題があります。
気軽に洗うために洗えるラグの購入を検討している方もいらっしゃると思いますが、日々いろいろな絨毯のクリーニングを行っていると、洗えるラグを購入しても実際に自分で洗うのは難しいのだろうなぁと思う時があります。
冬用ラグをご家庭で洗うことはそれくらい難易度が高いと考えておいた方が失敗しないと思います。
絨毯クリーニングはデア絨毯工房にお任せください
ここまでご覧になって、「洗うことの心配までしたくない・・・」と感じた方も多いのではないでしょうか?
どんなラグを購入しても掃除機をかけたり、飲食物をこぼしてしまった時には拭き取るくらいのメンテナンスは必要になりますが、最低限のお手入れだけはご家庭で行ったら、あとの面倒なメンテナンスはデア絨毯工房に全てお任せ下さい。
デア絨毯工房では洗えるラグはもちろん丸洗いできますし、洗濯表示タグがついていない絨毯、ウール、シルクなどの高級絨毯、ペルシャ絨毯、段通、ギャッベなどあらゆる絨毯・ラグを丸ごと洗うことができます。
1枚ずつ広げた状態でたっぷりの水をかけて100%天然石けんで丸洗いしますので、毛足に染み込んでしまった汚れや匂いもさっぱりしますよ!
ぜひ、長く使えるお気に入りのラグを見つけて、この冬を快適に過ごして下さいね。
ご覧いただきましてありがとうございました。